変身のための服飾文化講座
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舞妓さんの髪型
2.季節の花かんざし
舞妓さんの装いには豊かな四季の変化が映し出されています。中でもわかりやすいのが、季節の植物などをモチーフにした花かんざし。舞妓さんの黒髪を彩る美しいかんざしは月ごとに変わり、微妙な季節の移ろいを感じさせてくれます。
つみきさん@ペンション祇園
銀色の花がパッと開いたようなデザインです
「すすき」と言っても、普通にイメージするものとは少し趣の異なるデザインですね。まるで銀色の花のようなデザインになっています。
この銀色と大輪の花のようなデザインとで、華やか且つ涼しげなかんざしになっています。
- つみきさん
- 「ペンション祇園」にて
後ろから見ると裏はピンクです。実はこのかんざし、この裏の色が舞妓さんのキャリアによって異なるんですね。ピンクは若手の舞妓さんで、お姉さんになるとこの色がブルーなどに変わります。
- つみきさん
- 「ペンション祇園」にて
枝垂れたすすきに撫子があしらわれています。ちょっとレトロな雰囲気のかんざしです。土台にビラかんざしと同じビラが付いているので、まるで左右両方にビラかんざしを挿したようになっています。
- ぷにすけ
- 「ペンション祇園」にて
こちらは朝顔。日本の夏の代表的な花ですね。これも8月に挿されるかんざしです。写真はピンクと青の花が混ざったデザインになっています。
- つみきさん
- 「ペンション祇園」にて
同じく朝顔です。こちらは一輪のみ。
- ぷにすけ
- 「ペンション祇園」にて
もちろんこれらのデザイン以外のかんざしもあります。お店ごとに品揃えも様々ですので、そうしたところもお店選びの楽しみの一つですね。
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