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変身のための服飾文化講座

ここより本文です

その他いろいろ

2.比べてみよう半玉さんと舞妓さん

浅草の半玉スタイル変身処案内で浅草の半玉さん変身を紹介していますので私が体験した所では、現在半玉体験ができなくなっています。ですが、参考資料としてせっかくですから少し半玉さんについてもふれておきます。

半玉さんとは、関東で言うところの舞妓さんのようなものです。舞妓さんは芸妓さんになるための言わば見習い期間なわけですが、半玉さんも同じく一人前の芸者さんになるための見習いさん。半玉という名前の由来は玉代(芸者さんをお座敷に呼ぶための料金)が半人前だから半分。だから半玉。

衣装は舞妓さん同様肩上げがある振袖ですが、裾挽きではありません。帯の結び方も異なります。着物の柄は少女の衣装らしく華やかで、襟元も豪華な刺繍を施した半襟をつけます。足下はぽっくりです。

髪はカツラになります。髪型は「桃割れ」。これは明治以降、少女の髪型の定番として結われてきた日本髪です。髷の形としては舞妓さんの「おふく」にちょっと似てるかも。どちらかというと明治以降のスタイルで、全体が丸みを帯びてふくらませたような結い方になっています。明治以降、洋服にも似合う髪型として「束髪」が紹介されていく中で、その影響が日本髪にも入ってきたことによるものらしいです。京都の芸妓さんのカツラもこんなスタイルですよね。

桃割れ

髪型が違うので、当然かんざしの差し方も変わってきます。舞妓さんに比べて鬢(顔の側面の横に張り出した部分)が丸くふくらんでいるせいか、鬢にかんざしはさしません。すべて頭頂部の髷にむかってさすようになっています。髪のボリュームに負けないよう、かんざしも大きくて華やかなものばかりです。細工も非常に凝ったつまみかんざしで、見ているだけでも楽しくなります。

挿すかんざしは5つでワンセット。正面の大きいの、左側のぶらぶらさがったの、右側のびらびらがついたちょっと小さいの、平打ちみたいな形の、てっぺんについてるの、以上5つ。

あとは前に「ちんころがけ」(←鹿子の布)をして、小さいかんざしを1本さします。まあ形や差し方は違いますが、パーツとしてみると舞妓さんと一緒ですね。ちなみに舞妓さん同様、かんざしのモチーフも季節に合わせて変わります。

後ろから見た半玉のかんざし 前から見た半玉のかんざし

お正月、京都の花街では髪に稲穂を挿しますが、浅草もやはり稲穂をさします。ただし、京都のように何本も穂の出ているものではなく1本だけのものをさすのだそうです。そして、衣装。浅草芸者は夏物にもっともお金をかけるといいます。ですから夏の衣装が一番いいものだとうかがいました。「だから夏に変身においで」と言われて未だに実現しておりません‥‥(^_^;)とうとう叶わぬまま‥。

浅草の半玉スタイルところでこの半玉さんスタイル、現在の花街では結構主流なカンジがしますね。東京に限らず、半玉さん(それと同等の立場の若手芸者さん)というと、どこも割とこのスタイルですから。

比べてみると、似ているようで微妙に違う花街の文化。でも、どちらにも共通していえることは自分たちの文化に絶対的な自信と誇りを持っていて、それを大切にしているということ。だからこそ常に人々の興味と関心を引き、知れば知るほど奥深いのでしょう。

写真資料
「助六の宿貞千代」にて
check!
『東京六花街 芸者さんから教わる和のこころ』

こちらは東京の花柳界が豊富な写真で紹介されている本です。もちろん浅草花柳界も掲載されています。前述の「浅草流」稲穂のかんざしも見られますよ。(確かに、細いのをスッっと粋に挿しています)半玉さんのお披露目風景も紹介されているのですが、着ているお着物がこのページの写真の着物とおそろいっぽいです。

3.着付け、化粧、年齢による違いについてまとめ

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