コラム
季節を楽しもう
四季のある国日本。季節感の薄れつつある今だからこそ
- 更新日
- 2001年10月14日
- 2009年9月11日加筆修正
皆さん、「季節」を感じてますか?空の色や空気、花や木々、着るものや食べ物、いろいろなところで私たちは季節を感じ、またそれを楽しんでいます。いろいろなところで四季の美しさや楽しさを満喫できる京都。舞妓変身でも、せっかくだからそういう楽しみを味わってみませんか?
舞妓さんの衣装も、その季節によって微妙に変わっていきます。着物や帯の素材や柄、かんざしや小物、それらに上手く季節感を取り入れているのがまたおしゃれなのです。そんなことも意識して舞妓変身をしてみると、さらにおもしろく新鮮な気持ちになれるんじゃないでしょうか(^^)ここではそんな季節の楽しみの例をちょっとだけご紹介。
京都に季節の風景をねらっていくとなると、やはり「春の桜」や「秋の紅葉」が定番ですね。春、4月は舞妓さんのかんざしも桜です。こちらの写真は4月の京都での舞妓変身。満開の桜の中で桜のかんざしに桜の着物。この季節ならではの変身です。
秋は舞妓さんのかんざしも紅葉(11月)です。こちらの写真は、かんざしも着物も帯もすべてが紅葉。
京都のオンシーズンというと春と秋ですが、ではオフの夏と冬はどうでしょうか?京都の夏は暑いし、冬は寒い。旅行に行くにはちょっとキビシイ季節ではありますが、変身もこの時期ならではの楽しみ方があります。
夏には薄着になるように、着物も生地が薄手の物に変わります。帯も合わせて軽い素材になり、色使いも涼しさを演出するようなものになります。夏の着物は一年中着物を着る人でもないと、なかなか自分で持つこともありませんし、これを機会に夏の着物にふれてみるのもいいかもしれませんね。
そして冬。裾に綿の入った、見るからに暖かそうな衣装を着ます。特に真冬の衣装は、綿の入った裾が二重になっているので華やかさもひとしお。褄を持つ手が重くて大変です(笑) 裾引きの衣装ならではのこうした作りは、普通の着物ではなかなか味わえません。これを体験できるのも、舞妓変身の醍醐味ですね。
舞妓さんの装いの季節の変化で、一番分かり易いところはまずかんざし。これは毎月変わります。最近は季節の花かんざしをさしてくれるお店も増えていますから、まずはそこから季節の装いの一端をかじってみてはいかがでしょうか(^^)
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